フラットデザインの先にあるもの

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昨今のUIデザインのホットトピックである、フラットデザインと今後のデザイントレンドについてつらつらと書いていこうと思います。
※あくまで個人的な見解ですので、あしからず。

インデックスは以下の通り。

  1. フラットデザインてなんぞ? ←今ここ
  2. マイナスのアプローチの加速
  3. プラスのアプローチへの転換
  4. それ以外のアプローチ
  5. 総括

1.フラットデザインてなんぞ?

・そもそもフラットデザインて何なのさ?
本題に入る前に、少しフラットデザインについて個人的な考えを書いてみます。フラットデザインの定義については他のブログやGoogle先生に聞いた方が早いし、わかりやすいと思いますのでこの場での詳しい説明は割愛させていただきます。

参考:
株式会社LIG様のブログ記事
Web制作会社「アジケ」様のブログ記事
ケータイwatch「フラットデザインとは」

様々な場所で、フラットデザインは

シャドウやグラデーション等のエフェクトを使わない、立体感の無いデザイン。
シンプルなタイポグラフィとグリッドレイアウトで表現するデザイン。

等と言われています。

ざっくり端的に言うと、

「使いやすさと分かりやすさを突き詰めたらめっちゃシンプルになったデザイン」

となるかな、と個人的には考えています。

例えば、近年スマートフォンをメインデバイスとして広まったSNS。どのサービスも、ログイン後は基本となるインターフェイスは単色や図形にメイン使用する事で、ユーザーの投稿などのメインコンテンツが際立つように計算されたデザインを設計しています。

しかしながら、どのサービスでも全てを完全なフラットデザインにする事はせず、部分的にグラデーション等のエフェクトを使用することで効果的にコントラストを産み出し、ユーザーが迷わないように誘導しているのではないかと考えられます。

特に、Pinterest 、 LikedIn や Facebook 等のログイン前ページでは、ユーザーのアクションを促す為にフラットにデザインされたサイトの真ん中辺りにグラデーション等のエフェクトで装飾されたボタンが設置されています。

これは、白い紙に黒い点を書くとそこに集中するのと同じような効果です。

昨年、フラットデザインが流行り始めた際には、「何もかもがフラットではわかりづらい」「どこに注目すべきかよくわからない」等の意見をよく見受けましたが、上記にあげたようなサービスの優れたデザイナーはこれまでのWebデザインの文脈をしっかり引き継ぎつつも、フラットデザインと言う新しい手法を取り入れているようです。

・Yumaはどう考えてるの?
このサイトのデザインを見ていただいた通り、僕個人としてはフラットデザインが好きです。

グラフィックデザインのタイポグラフィ、ミニマリズムやスイスデザインが好きなので「Webにもこう言う流れが来たか~」とフラットデザインの情報を得た時は嬉しく思いました。ただ、シンプルなデザインほど空間の使い方、フォント選び、色の使い方等でデザイナーの力量の差が顕著に出るため、デザイナーにとってはチャレンジングになる。とも思います。

とは言え、デザインの善し悪しはデザイナー個人の判断よりも、如何にユーザーが違和感なく問題を解決できるかに委ねられます。

プロダクトのデザインを作り込む前の段階の、マーケティングやユーザーエクスペリエンス設計、情報アーキテクチャを実現できるようにインターフェイスデザイナーが適切なデザイン手法を取るべきだと考えています。そしてユーザーの反響が数字で現れると最高ですね。


 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回からは、フラットデザインの先にあるものについて僕なりの考察をつらつらと書いていきます。

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