
こんにちは、友馬です。
ここまで、フラットデザインを立ち位置としてマイナスとプラスのアプローチについて書いてきました。
上記二つのアプローチでは単純に静的なデザインを画像やレイアウトの手法にフォーカスしましたが、今回はそれ以外でどんなデザイン手法が今後、台頭して来るかについて考えて行こうと思います。
※あくまで個人的な見解ですので、あしからず。
インデックスは以下の通り。
昨今のスマートフォンやタブレット端末等のハードウェアの進歩と、今後よりインタラクティブになるWeb技術の発展がを背景に、流行っていきそうなアプローチがあります。
あえて名前をつけるとしたら、以下のように分類できるにではと考えています。
1. キネティックデザイン
2. ダイナミックデザイン
3. ドラマティックデザイン
1. キネティックデザイン
kinetic、つまり動き続ける要素を導入したデザインを指します。
近年ではhtml5の流行からショートムービーの連続再生をバックグラウンドに採用するサイトも増えています。
動きは画面をうるさくするデメリットを含んでいますが、上手く導入する事ができれば、他にはない独自のテイスト出し、強烈なメッセージ打ち出す要素となりえます。
2. ダイナミックデザイン
近年、大きなトランジションを導入するサイトも増えてきていますね。
jQueryとcss3の発展がこの流れを支えていると個人的には考えています。
ダイナミックデザインの動きの派手さが最も活かされるのはスマートフォンサイトやタブレットサイトのように、実際に触れている様な経験を演出できる媒体でしょう。
下にスクロールすれば重ねた紙をスライドする様な動きをしたり、左右に指を動かすと画面が連動してページがめくられる様な経験を演出するのがダイナミックデザインの例としてあげられます。
3. ドラマティックデザイン
フラットデザインの派生とも言えるのがこのデザインアプローチです。
昨今のWebサイトでは単色や原色の代わりに印象的な写真をバックグラウンドに採用するサイトが多々見られます。
イラストや単色とは違い、すぐれた写真ほど一枚に込められたメッセージがドラマが顕著に現れます。
このアプローチが加速すると、ファーストビューでシナリオやストーリーを瞬時にユーザーに感じさせるデザインアプローチが生まれるのではと考えられます。
今回はプラス、マイナスのアプローチとは別軸に当たるwebのインタラクションやエレメントを活かしたデザインについて考えてみました。
次回は総括です。
お付き合いいただき、ありがとうございました。